蔵書印のすすめ

ゴム印

 


皆さんは、繰り返し再読する愛読書はありますか?
本を愛する人々にとって、本は一冊一冊が手離し難い大切なモノ。その愛読書の所有を宣言するアイテムが【蔵書印】です。書籍が貴重品だった古の時代には、本の貸し借りも多く所有を明確にしておく事はとても重要でした。『返却をお忘れなく!』という所有者が言いにくいメッセージを発信してくれる心憎いアイテムでもあったのです。
その思いは、東洋では蔵書印、西洋では書票というスタイルで広く利用されるようになりました。

日本における最古の蔵書印は、8世紀、正倉院に残る「積善藤家」と刻まれた光明皇后の印。
西洋では、15世期にドイツで利用された(ハリネズミの書票)という蔵書票が現存する最古のモノといわれて有名です。花をくわえたハリネズミと「この本を盗む者はハリネズミにキスされるだろう(つまり刺される)」の言葉と共に繊細な版画で描かれています。ユーモアと共に蔵書をこよなく愛する所有者の想いが伝わりますね。
デジタル全盛の時代、クリック一つで大量に情報を得られる時代ですが、自分にとって本当に必要な価値ある情報とはなんなのでしょうか?大量に垂れ流される情報の中で溺れてはいないでしょうか?
これはと思える大切な愛読書を所有し、繰り返し再読するようなアナログ習慣の中でしか得られない大切な価値もあると思います。人生を豊かに愉しく過ごしたい方、蔵書印お薦めです。

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