国宝【金印】見てきました!

印章の歴史と文化


山梨県立博物館で開催されている【印章-刻まれた歴史と文化】展に行って参りました。
今回の目玉は 国宝【金印】。
通常は福岡の博物館に所蔵されている【金印】ですが、3月11日~21日までの11日間だけ特別貸出で実物が展示されるとあって、居ても立っても居られなくなって行ってきてしまいました。

今回の展覧会は、メソポタミヤの円筒印などの印章発祥、金印をはじめとする日本の印章の始まり、武田・上杉・織田・豊臣と戦国時代の武将印、高芙蓉など書画の篆刻文化の系譜、山梨の印章文化を中心とした近現代の印章史など、とても見ごたえある実物の印や古文書の印影などが一堂に会するお題目通りの「印章の歴史と文化」を間近に学べる素晴らしい内容でした。

「百聞は一見に如かず」本物を見ることが出来て嬉しく思います!
いろいろ騒がれているこんな時期だからこそ、印章文化を未来につなげる貴重な機会。
開催関係者の皆様に心から敬意を表します。ありがとうございます!
一人でも多くの方にご覧いただければと願います。

【印章-刻まれた歴史と文化】展 
山梨県立博物館
2023年3月11日~5月8日(金印展示は3/11から3/21)


国宝【金印】「漢委奴国王」
【きんいん】「かんのわのなのこくおう」
1784(天明4)年に志賀島(現在の福岡市東区)で発見された金印は、西暦57年に後漢の光武帝が倭の奴国の使者に「印綬」を与えたとする「後漢書」の記載に合致するものと考えられ、日本に現存する最も古い印章で有名です。実物は2.3センチ四方。紐(ちゅう)と呼ばれる持ち手には、とぐろを巻いた蛇が象られています。

 

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