「オーダーグッズビジネスショー2023」へ参加してきました。
この展示会は、以前は印章・印刷に特化した展示会だったのですが、近年はオーダーグッツ全般の複合的なビジネスショーへと変わってきた業界の催しです。
コロナ禍明けということもあり、会場(池袋サンシャインシティ)は多くの人で賑わっておりました。全体を通しては特にウエアプリントの新型のプリンターなどが目立っていました。他にもガーメントプリンターやUVプリンター、レーザー加工機、アクリルグッツなど、様々なオーダーグッツの製造システムや商材など、どのブースも若いメーカー担当者の方々が華やかにブース展開されているのが印象的でした。他にも個人クリエイターさんが出展されているコーナーなどでは、イラストレーターさん、デザイナーさん、書家さんなどが個性的な作品を紹介されていて、新たなマッチングをしていこうというと熱心に交流を持たれていました。
オーダーグッツ全般を見渡すと、様々な出力機の違いがあれど[パソコンからのデーターをそれぞれの出力機で商品化する]という共通の製作工程は一緒なので、どれだけ独創的で差別化できる[コンテンツ]や[アイディア]を提供できるかが小さな企業にとっては生命線なのかなと感じました。
既存の印章関連ブースでは、出展されている問屋さんやメーカーさんなどの数は以前よりだいぶ減ってしまいハンコ業界の危機的な実情を感じずにはいられませんでしたが、とは言えどのブースも人だかりができていてとても盛況でした。久しぶりにお会いする方々も多くて、商談やら意見交換やら近況報告やらと、とても有意義な時間を持つことができました。
おもてなしいただいた皆さん、ありがとうございました。やっぱりリアルでお会いできるのは嬉しいですね!
コロナ禍の影響で数年ぶりの業界展示会への参加でしたが、大きく様変わりしている業界の状況を体感し、ある意味刺激的な催しでした。新たにこういう展示会に参加されている来場者の殆どはハンコもプリンターで印刷するようにキーボードの操作のみで生み出すオーダーグッツの一つと捉えている方が多いのだろうなぁと感じながら、寂しさと一層の危機感を覚えました。
これまでは印章業界の最新トレンドや製造機器の動向などに触れたくて参加していましたが、新しい時代の中で守るべきものと変わらなければならないものを見極める上で、現実を知るとてもいい機会になりました。自分のやりたい事、やるべきこと、やれること、社会に求められていること…しっかり自覚して精進していこうと思います!