今日の文字解説は[花]です。
この花という文字は女の子の名前でとても人気がある文字ですね。
「ハナ」と呼んだり「カ」と呼んだりして、他の文字と組み合わせて名前に使われることが多いですよね。
篆書ができた3000年前には[花]の文字はまだなくて、花を意味する文字には[華]でした。
華は、茎が伸びで華々しく花咲き乱れている様子を表す象形として書かれていました。
なかなか難しい文字なので歴史を重ねるうちに簡略化するような文字が使われるようになり、1500年くらい前に[花]という字が使われるようになったといわれてます。
草冠を部首として[華]のカという音と同じ[化]を組み合わせた会意形成文字として作れました。化けるという字は「変っていくこと」を意味していて、花は種から芽が出て花が咲き、また種ができるという命のサイクルを繰り返しをして行くことから化の文字が使うようになったといわれています。
クラウドファンディング・彫霊(ほりだま)プロジェクトでご協力いただいたお客様で[花]の落款印を作成いただいた方がおります。ご了解いただいたので紹介します。